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家作り顛末記

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  ■ ■ ■  専用住宅   ■ ■ ■

 これまで手掛けてきたそれぞれの家には、それぞれのドラマがあり、その結果がその人なりの「家」という形で残ります。それを取り敢えず「作品」と呼んでいますが「家作り」は「依頼した人」「建築家」「職人さん」とのコラボレーションであり 「共同作品」 です。従って、この三者のパートナーシップが最も重要だと考えます。ここに書き綴ることが少しでも参考になれば幸いです。

(写真クリック→拡大表示)

■ 高城の家・ 宮崎県都城市高城町  2012年7月

小集落のはずれに位置し、西側と北側には広大な田園風景が広がる。変形敷地から導かれた亀甲型のプランはよく敷地に馴染んだ。中廊下を持たない、居間を中心に個室が取り巻く単純なプランは家の原形(考え方の基本は古代のワンルーム)とも言えよう。

      

■ 三股の家・リノベーション 宮崎県北諸県郡三股町  2012年4月

木造2階建ての既存部分のほぼ全ての模様替えと、それに隣接して16坪ほどの増築をし、つなぐという当社にとってははじめての大掛かりなリノべであった。既存との1、2mの高低差や狭い敷地を生かした平面計画、既設の構造との取り合いなど、リノベは現地でしか判断できない不明な部分が発生する。ために図面化しても設計変更を余儀なくされ、現場での判断を多く要求されるが、そこから思いがけない結果が生まれたりする。その間のプロセスは結構楽しいし好きでもある。

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■ 和モダンの家 宮崎県北諸県郡三股町  2011年

 住宅内覧会に参加されてのご依頼である。クライアントの好みは持参頂いた住宅雑誌から和風モダンと明確であった。(座敷での食事や畳敷きの居間など)。外形は敷地条件からL型のプランを切妻の大屋根で大胆に覆った。深い軒(雨樋なし)と屋根つきの広いデッキテラスが特徴のシンプルな住まいです。

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■ トシミキューブ 宮崎県都城市年見町  2011年

 「翼の家」のオープンハウス(展示会)をご覧になっての依頼である。敷地面積40坪は都城では狭小敷地であろう。木造2階建て(ロフト付き)の超ローコストに挑戦した住宅。外形は単なる箱型を脱してR型を取り入れ独自性を表現。その円弧は地球の半径の千分の一の縮尺で、その事に思いを馳せれば小住宅といえども意識は宇宙につながる。

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■ 自然派の家 宮崎県都城市上長飯町  2011年

「片流れの家」を御覧になっての依頼である。出来合いの工業製品で固めた家とか性能面だけを強調した効率化住宅と対極にある自然素材を多用したレトロ感覚の家である。ちなみにビニールクロスや張りぼての家具や建具は一切使用していない。

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■ KANADAの家 宮崎県都城市金田町   2011年

 以前手がけた「片流れの家」(T邸)のご紹介で基本的なプランはそれに倣ったものである。当然ながら敷地環境や家族構成、好み、予算等の相違から完成した姿はそれなりに個性的表情として立ち表れてくる。

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■ 三股のコートハウス 宮崎県北諸県郡三股町  2010年

前作「スヌーピーと住む家」のオーナーのご紹介である。今回は土地探しから始まった。土地との関係は建築家と施主との関係と同様に相性(第一印象)が大事である。幸運なことに偶然にもご主人の実家の隣であり、その事が決断の主な要因であった。
旗竿敷地での車の切り返しスペース確保で配置が決定され、プランニングもそこからスタートした。

隣家や実家との関係、及びリビング、寝室への通風、採光、ペットとの共生(猫、犬)等からコートハウスを採用した。

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■  ペットと暮らす家 宮崎県都城市

 前記の「スヌーピーと住む家」はコレクションもさることながら、犬、猫のペットと暮らす家でもあり、この家もペットと暮らす家の2件目で、依頼の動機も「翼の家」である。従ってコートハウスであること、及び外観のデザインは共通項で、「翼の家」第3弾というところである。

前2作との最も大きな相違は、当然のことながら、依頼主の要望や敷地条件等に起因するプランにあり、その経緯はブログやプロジェクト欄に詳しいので、ここでは繰り返さない。ただ、同タイプのデザインを繰り返すことについての(もちろん、多少のヒネリは加えてある。)抵抗は否定できない。

とはいえ、緩勾配片流れ屋根の機能的、コスト的メリットや、シンプルな空間構成、および、造形効果には、限りない魅力を感じているので、素材や構造等の用法によって、これからも色々試みていきたい。

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模型                    外観                  内観

■ スヌーピーと住む家: (中庭のある家)  宮崎県都城市

 南北に細長い敷地で、採光・通風確保のためのコートハウス(パティオ:タイル床の中庭)が当初からのクライアントの要望であった。前面道路との高低差から、本来は別棟とするガレージまで葺き降ろした片流れの大屋根で一体化した、異なるタイプの二つの中庭をもつ平屋の住宅である。

タイトルにあるように、コレクションである膨大な量のスヌーピーの収納と陳列が主要なテーマである。収納は登り梁工法による屋根型の天井と、斜壁を生かしてのロフトに、陳列はコート間をつなぐ通路に添って設け、そのコートを通して、いつでもどこからでも眺められるように配慮したプランである。

前年完成した、同じコートハウスである「翼の家」を見ての依頼であり、基本的な外観のデザインは片流れ屋根や深軒を踏襲する事となったが、色彩はスヌーピーに習い、白と黒の二色で統一した。

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ガレージ~デッキコート~リビング        キッチン        パティオ
     
■ 翼の家:(中庭のある家)   宮崎県都城市

 都城市街を見渡す北面下がり角地の郊外に建つコートハウス型(中庭)の専用住宅。本サイトを見ての依頼でクライアントの住まいが遠方の為、打ち合わせの大半が電話とメールでのやり取りであったが、プランの段階から工事完了まで本サイトの「プロジェクト欄」と「工程写真欄」でこまめに現況写真をUPした。

プランは末広がりのハの字型とロの字型のコートハウスを提案し、曲折を経てコートハウス型に落ち着いた。また、外観は、クライアントの好きなホンダの翼のマークをヒントに、スピード感と飛翔をイメージし、白(防火サイディング)と濃茶(杉下見板張り)の組み合わせのシンプルモダンでまとめてみた。

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西側立面                  K D L             コート  

■ 中庭のある家-2(鹿児島県霧島市)

依頼を受けながら依頼主側の事情で一旦中止になったものが十七年ぶりに復活したものである。建設地が以前と変わり新しい敷地は最近開発された戸数30戸程度の住宅地である。東西北の3面道路で形状は東西に長く隅切りが大きい。この隅切りの大きさを生かして東西に長い亀の甲形の平面が自然に生まれた。屋根は近くにある縄文(上ケ原)遺跡にヒントを得て埴輪型が無理なく馴染んだが実現に至らず最終的にこの中庭案に落ち着いた。( 亀甲型の家 3 : プロジェクト参照)愛着のあるプランでいつかどこかで実現したいと考えている。

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    玄関 (西面)             中庭             玄関正面

■ 片流れの家(都城市)
                               
プリミティブな物を自然素材と現代的な(それも決して特殊なものでは無く)素材をうまく組み合わせてしかもできるだけ安く作る。伝統を取り入れた質素なものを。片流れの屋根は素材とコスト面から決定し、メンテナンスと日本の気候風土に配慮して軒の出を大きくとった。(骨組みが組みあがった時点でイメージより高かったため、設計変更により軒の出を※1尺程度伸ばしてカバーした。)
ちなみに、造園は施主の手になる。 (住宅季刊誌 プラスワンリビング2008年度コンテストグランプリ受賞作品)・・・ニュース欄参照

※日本では明治時代に1尺=(10/33)メートル(m)と定められたので、1寸は(1/33)メートル、すなわち約3.03センチメートル(cm)となる。これは曲尺による寸であり、他に鯨尺に基づく寸などもある。鯨尺での1寸は約3.8センチメートルに相当する。

※中国では、1尺=(1/3)メートルと定めたので、1寸は約3.33センチメートルとなる。また、国際単位系のデシメートル(dm)にも「寸」の字を宛てており、区別のため尺貫法(市制)の寸を「市寸」、SI(公制)の寸を「公寸」と呼ぶ。
(ウィキペディアより引用)

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    東側                    南側              上棟

■ 方円の家(都城市)

自分の力だけでできる家を創りたい。超ローコスト(総工費1200万円・設計料込み)で引き受けてもらえるか不安だったが、高い敷居を思い切って乗り越えてきた、予算だけ守っていただければ、あとはまかせると言う。いやあ、最近、少なくなりましたね。こういうお客さんが。われわれ建築家にとっては、最上級の依頼人です。いやでも気が入ります。とうに還暦を越えた棟梁とその息子の大工共々、大サービスで頑張りました。気持ちは通じるものでニューハウスの編集者もトップページに掲載してくれました。

ニューハウストップ記事掲載作品

後日談だが、その後、宮崎に住む施主の祖母からの新築の依頼があった。区画整理で建て直しを余儀なくされ、宮崎市から都城まで1人で汽車で訪ねて来られたのには、驚くと同時に恐縮したものだが、同時に自分の事は自分でという姿勢に、血脈というものを感じさせられたものである。

3-175.jpg   3-176.jpg   32.jpg     築15年目にして外壁を塗り替えた。15年経っても声がかかるのはうれしいものである。

■ むくり屋根の家(都城市)

依頼主の奥さんはインテリアに造詣が深く、家作りに熱心で週一回の工程会議に一回も欠かさず参加された。文字通り共同作業である。家作りはそれぞれ趣味嗜好や条件が違うので、可能な限り依頼主の希望を取り入れ、職人共相談しながら建築家が調整し、取りまとめていく。より良いものを残すという目的を共有しながら皆が一つ一つ納得した上で事を決定していく。それぞれが自由に意見を出し合いぶつけ合う事が大事である。良いアイデアはどんどん取り入れ、設計変更は厭わないというのが私のスタンスで、最後にみんなが<自分が作ったんだ>と思えるのが理想である。そのようにしてこの家は出来上がった。

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塗り壁(シラスそとん壁)によって軒と壁をRラインで連続させた、すっきりした外観。

■ 扇型の家(三股町)

生まれ育った都城の地で、都城のシンボルである霧島を眺めて老後を暮らしたい。生活は全てバリアフリーで。まだバリアフリーという言葉が耳慣れない頃のことである。扇形は変形敷地である現地でのイメージスケッチが生の形で現実化したもので、工事途中、大工がストを起こすなど最後まで苦しむことになった。施主であるKさんに「自分で提案して自分で苦しんでるのね」などどからかわれる始末。まさか採用には至らないだろうと高を括って挑戦的な案を出した結末である。しかし完成した時、「貴重な経験ができて感謝している」という還暦を過ぎた大工さんの一言が今でも耳に残っている。
後日談だが、4社の競争入札で3社が断ってきた中、その大工さんも引き受けるかどうかで3日3晩悩んで眠れなかった結果であることを事を人づてに聞いた。感謝するのみである。

(ニューハウス掲載・表紙採用作品・プロフィール参照)

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北東外観                                   キッチン

■ 片流れの家2 (鹿児島県曾於市)

木造平屋の住宅である。平面はコの字型で家族の共有空間と個室郡を玄関を介して明確に分けてある。コの字型平面はプライバシーの確保と、自然を引き入れ建築と馴染ませるのがその主な目的であるが、2棟に囲まれたプライベート空間は私の好みでもある。外観は片流れ屋根の組み合わせの妙味を模索した。写真奥に見えるのは流鏑馬(やぶさめ)で有名な住吉神社。 (建築雑誌ニューハウス掲載作品)

流鏑馬(やぶさめ)とは、疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のことを言う。馬を馳せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれ、時代が下るにつれて「やぶさめ」と呼ばれるようになったといわれる。現在、流鏑馬は神社の神事として日本の各地で盛んに行われ、観光の目玉となっている。

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北側外観

 ■ ボックス型の家(都城市)

施主の両親の家の敷地の南側の一角が建設予定地である。両親の家の日照の確保や心理的圧迫感を軽減するために極力ボリュームを抑え要望のロフトつき子供室を取り入れて、尚且つ高さを抑えるという条件から緩勾配の片流れ屋根に決定した。家事をしながらでも子供の行動を把握できるよう吹き抜け空間を取り囲んで各部屋を配置してある。

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南側外観

■ 霧島の家ー1(鹿児島県霧島町)

きっかけは一本の電話であった。以前建築雑誌に掲載された「扇形の家」を見ての依頼である。冒頭「私の作りたかった家に出会いました。設計をお願いしたい。」と言うなり、三日後には資料が届いた。早速、現地での打ち合わせに入る。

予算は平地での相場で。メンテナンスは自分達でできるように家の周囲に足場となるバルコニーが欲しい。二人住まいなので三十坪程度の広さで充分。木造で木を多く使いたい。というのが施主のの希望。雑誌を見ての依頼ですでに相手側にイメージができている分話が早い。

冬場の寒さには暖炉で対応している。風雨対策としては一枚の屋根をシンプルに吹き降ろした結果傘を開いた形になり、その骨組みを内部にもそのまま表現し、さらにその骨組みをトップライトの自然光で強調したことにより変化のある豊かな空間が得られた。

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南側外観 

 ■ L型の家(都城市)

学習塾併設の木造平屋建て住宅。敷地条件から玄関を挟んで住宅部分と明確に区分した結果L型配置となった。外観は交通量の多い前面道路に対して塀を一体化しプライバシーを確保している。
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南西外観

■ 光の透過する家(都城市)

いわゆる隠居住宅で知人(NO23・切妻の家3)の父君の1人住まいのための木造平屋住宅である。従ってバリアフリーでシンプルな間取りを心がけた。広めの中廊下タイプで切妻の屋根形状をそのまま現しトップライトとの相乗効果で内部空間の広がりを意図した。さらにその光を透明アクリル勾配天井を通して各室の採光を確保している。

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■ 和風の家3(都城市)

帰省後一時期勤務していたゼネコンの上司の自宅で、既に独立していて社内コンペに特別招聘され獲得したものである。庭好きの施主の手で完成された庭園が既に有り、それをいかにうまく取り入れるかがテーマであった。当時、設計し工事途中(上棟後)頓挫した、和風住宅を買受、その材料(木材、瓦)を組みなおし再利用しての変則的な施工であった。

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■ 箱の家ー2(都城市) 

都城市内に建つ木造平屋のローコスト住宅であるが、購入予定の土地で2階建て案の基本設計が終了し,既に模型も提示してあったが土地の確保が頓挫し、新たな敷地での設計は平屋に落ち着いた。プランはRCマンションの3LDKに近い。若い施主の希望と予算の関係で外壁は流行の断熱材入金属サイディング張り、屋根はフラットな折版葺のシンプルな箱型住宅。

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BOXを刳り貫いた彫刻的な南側の玄関廻り

■ 大分の家 (大分市)

住宅雑誌ニューハウスを見ての依頼であったが依頼主の事情で一旦白紙に戻したものが6年越しに復活した。職人、木材等全て都城産で施工し完成後6年ぶりに訪れた際の写真。ご主人手作りの立派な和風庭園がすでに完成し、しばし、ご主人の自慢話に聞き入る。又、来客も多く、大切に使いこなされている様子が窺え、都城から片道5時間を通い続けた苦労も今では懐かしい思い出である。

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低い軒と樋を隠したシンプルな外観

■ 霧島の家-3(霧島町)

扇形の家の知人で霧島で陶芸を営む陶芸家の住まい。山荘風に外壁は杉板張りでポーチを長く突き出してギャラリー風に。この後、作業場兼ギャラリーも設計、工事まで手掛け、公私共にお付き合い頂いている。

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■ ドーナツ型の家(三股町)

建築雑誌ニューハウスに掲載された木造住宅「扇形の家」を見ての依頼である。扇形の家は諸条件等から必然的に導かれた形態であるが、ドーナツ型の家はその必然性とやらが全く無いごくありふれた住宅地の中にある。

歴史を辿ると家の起源は日本の縄文期に限らず、モンゴルのパオや南アメリカの原住民等殆どが円形である。子供の落書きにしても丸に始る。人間が最初に認識する図形が円であることを考えると円形こそが自然で直線や矩形は不自然ということになる。

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■ 彫刻家の家(宮崎市)

宮崎市内の郊外に建つ友人の彫刻家の家である。設計は周知の間柄という事もあり順調に進める事ができた。お互いに楽しい時間である。私も気にいっていた鉄の彫刻作品にインスパイヤーされた、鋭角に突き出した大胆な軒が特徴的な家である。。ギャラリーも、全面和紙張りの天井を通した自然光に満たされた吹き抜け空間でイベントや貸し画廊など様々な使い方が予定されており楽しみである。

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■ 現代和風の家(都城市)

老人の一人住まいであるが亡夫の残してくれた家のメモリーとして床の間付8帖2間続きの和室を既存と同じプランで取り入れた為約50坪の大きさである。庭園も既存のものを大幅に作り変えシンプルにし維持管理に配慮したものとなっている。又、庭に東屋を設け、外の生活も楽しめる。(東屋のテーブルは既存作り付け家具の杉の厚板を転用たもの。)

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北側外観

 ■ 亀甲型の家ー2(都城市)

市街地の角地(北側道路と西側道路)に建つ木造2階建てである。東西に平行して建てるのが常道だが、あえて東方向に45度振って視線の開放を求めると同時に2方向出入り可能な駐車スペースが確保できる。
斜交グリッドによる45度振ったプランは西面に正対しないので夏場の西日の直射光が避けられるのと同時に通風上も有利である。市街地で均一に配置された家並みに多少の変化が与えられ、景観上も貢献できると考えている。

※ 直交グリッドが垂直水平の90度の角度で交わるのに対して、斜交グリッはある角度をもって斜めに交わるグリッドを言う。亀甲型の家は直交グリッドを45度振っただけで、結果、できた平面プランの形態から亀甲型の家と銘々した。

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■ 亀甲型の家ー3(霧島市:計画案)

これまでの斜交グリッドの家の屋根の掛け方を工夫して空間と造形の変化を試みた、いわば亀甲型の発展型で、一度提案するチャンスに恵まれたが実現しなかった。建設地が鹿児島は上野が原遺跡に近く、縄文時代の住居から発想を得たものである。(写真参照)さらに改良を加えてローコストタイプの一般的な住宅として、広く普及できるものにしたいと考えている。

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模型

■ コートハウス3(都城市)

木造在来工法の平屋建て住宅で友人の住まいである。家族構成は夫婦+子供2人。閑静な住宅地に建つ。電工関係の代理店を営んでいる関係で建材および照明器具等、殆どが指定メーカー品を使わざるを得ず選択肢が限られ自然材を使用できなかったのが多少心残り。

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南東外観

■ 方形の家(都城市)

NAギャラルーのオーナーの家である。「いかにも建築家の作品といった家は嫌いです」と好みがはっきりしていたので逆にやりやすい面も多かった。大概は住宅展示場のイメージを引きずっていたり、建築雑誌の切抜きだったりで依頼主の苦労もわかるのだが、旧知の関係という事もあり全てが順調に進んだ。

ニューハウス掲載作品

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■ 切妻の家2(都城市)

知人の従兄弟の木造2階建ての住宅である。工事に着工して10年以上できなかった子供ができてしまった事で多少、施主の将来の住まい方にに対する考え方に変化が生じたような記憶があるが、間取り等大きな変更は無かった。定期的にメンテナンスも行われているようで比較的状態が良い。

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■ 和風の家5(都城市)

茶業を営んでいる知人の住宅である。日本茶=和ということで和風の理由も其処からきている。伝統的な和風の場合、制約が多く創造性が発揮しにくい面も有り、特筆するべき事はないが本格的な和風の作法に乗って作るならばかなりの予算が必要になる。従って平均的な一般住宅の場合、表層的なスタイルに終始することになる。この家の場合、切妻の大屋根と塀の効果が大きい。ニューハウス掲載作品

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■ 中庭のある家-3 (宮崎県小林市)

木造平屋建ての2世帯住宅で中庭を介してそれぞれの世帯が左右に分かれ、適当な距離関係を保っている。中庭のある家-2をスケールアップした感じであるが家族構成や敷地の相違等で当然のことながら間取りは全く異なっている。

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遠景  工事中

■ コートハウス2(都城市)

不動産業を営んでいる知人からの依頼で私にとっては初めての建売住宅の設計である。密集地ではあるがコートハウスと言う形式は建売では贅沢で採用しにくい。単なる箱型に比較して高くつくが、予定より早く売れた。建築は受注生産であり、依頼主の要望に応じて作るが、建売は買い手が未定で提案型なので本来はこちらの方が設計の自由度が高くて面白い筈である

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■ 和風の家5(北諸県郡三股町)

友人の家で依頼主自身も設計者である。1級建築士の家はこれまでに3人設計したが皆友人で現場監督であった。同業者は初めてである。医者や弁護士でもそれぞれ専門分野があるように同じ1級建築士でも得意とする分野が違う。詳しくは[建築家ってどんな人?」をご覧下さい。

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※1級建築士

昭和25年に建築士法が制定され、一級及び二級建築士が誕生して以来50年以上がたち、また、昭和59年からは木造建築士も誕生しました。この間、国民生活の向上、社会経済の成長、技術の進歩等が著しく、建築物においても量的拡大 ばかりでなく、大規模化、多様化、高度化、新技術の導入等が急速に進行しております。このため、建築士の業務は量的にも質的にも拡大し、豊かな環境を創出する担い手とな っており、今後一層建築士の活躍が期待されています。

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■ 片流れの家3(都城市)

木造平屋の小住宅で知人の友人の家である。コの字型で中庭を介してDKLと子供室が向かい合っている。写真は東南からのもので左が子供室、手前は道路である。あえて子供室を北面させ、道路側は小さい高窓で音や視線を防いでいる。設計については予算を提示された以外は殆どおまかせであつたが、敷地条件や周辺環境が強く作用するのは何処の場合でも同じである。

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■ 洋風の家1(都城市)

洋風の家がどのよう家をさすのか明確な定義があるわけではないが、とりあえず、スパニッシュ瓦を用いたということで便宜上名づけた。平屋でもかまわないが、できれば2階にプライベートな部屋が1室欲しいという事でこのような形になってしまったが屋根の形態はハンググライダーの基地や渡り鳥のさしばで有名な金御岳に対応し、方向もそちらを指している。初期の頃のものである。

さしば
本州北部より南に夏鳥としてやってくる。 冬には東南アジアへわたる。 丘陵地(きゅうりょうち),低山帯の林にすむ。 ヘビ,トカゲ,カエル,ネズミ,バッタなどをとって食べる。 「ピックイー」か「キンミー」と聞こえる声でよく鳴く。 差羽または鶆鳩(さしば) …

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■ 和風の家4(都城市)

和風入母屋作り腰葺きの平屋建て住宅である。知人の叔父さんが依頼主で老夫婦の2人住まい。南北に細長い敷地で和風庭園のスペースの確保に工夫をした。造園工事は別途で、建築と造園の見積書のわかりやすさの違いを指摘された覚えがある。建築の場合職種が多岐にわたるせいもあって単純に比較できないが、内容を丁寧に説明する事で解決できる問題であると考えるが、書式が各社まちまちで比較検討が面倒である事の他に、原価と経費、利益を明確にする事が理想的である。

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■ 緑道沿いの家(都城市)

友人の家で30年前の家である。初めて登り梁工法を試みた記憶が蘇る。現在の家造りと比較して、随分、周囲の事情も変化してきている。これまで手がけてきた住宅(併用住宅を含む)を順不同に、自分のための記録の意味も含めて書いてきたが、古い物ほど新しく書き込むことになってしまった。従って、これから創る家の詳細(写真)は作品集で紹介する事にして、ここではこのまま、家ができるまでの顛末を、記憶を頼りに記していく事にしたい。

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■ パークサイドの家(都城市)

リバーサイドの家の続編とも言うべき住宅で両家は親戚と言う関係。リバーサイドの家を見ての依頼である。家作りを依頼する側にとって、誰にどうやって依頼するかは、一生一度の大決断である。失敗したといってやり直しは効かない。従って、特に地方では、友人とかその紹介、または親戚筋の建築関係者に頼る事例が多い。特に建築やデザインに関心の薄い人には難しい問題だろうと思うが事前の下調べは大事であるが、向こうがRC造だから、この予算でできるならうちもRC造で、といった程度でRC造に決定した。家に対するこだわり様も人様々である。

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■ 切妻の家3(都城市)

平均的な住宅に比較するとやや大型の木造2階建ての家である。セキュリティの面での要望が求められたが、現在ほどこちらの意識も高くなく、この家を建てた頃に比較して、最近は住宅の性能に対する意識も格段に高くなり、ネット社会の発展で家の作りようそのものが大きく変化してきている。

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■ セルフビルドの家

依頼人は型枠大工でRC造の理由もそれによる。独立後間もない頃の仕事で施主と二人で作ったという思いが強い建築である。この頃は建築家東孝光が好きでこの住宅もその影響下にある。RC造のセルフビルドが珍しく地元の新聞で紹介された記憶がある。RC造壁式構造二階建ての専用住宅でコンクリート打ち放しのままの表現を提案したが採用に至らず、結局、白い塗装仕上げに落ち着いた。

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■ 三角形の家(都城市)

知人の家である。三角形は敷地形状から必然的に導かれたもので専門家の目から見ても、「よくもわざわざこういう地形のところを選んだものだ。」と思うほどの変形地である。その地域に対する愛着とロケーションの良さを優先させたらしい。大小二つの三角形を繋げたような土地で大きい方の土地に主要な部分を、小さい方に増築予定の客間を配し、最終的な完成形として設計したが、増築予定が頓挫し、外観のバランスを欠いたまま今日に至っている。

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■ リバーサイドの家(都城市)

高校時代の同級生の家である。建設業を営んでいたが土木が主体であったので、ゼネコンに勤務していた、やはり同じ同級生の会社に特命で依頼、現場監督として指名して、建築科を卒業した同級生3人で創った。施主以外は当時まだ独身であつた。お互い東京で修行した為、木造よりはRC造を得意とした。内部の空間構成は、敷地の高低差を生かしてスキップフロア式の3階建てである。外部仕上げはコンリート打ち放しに半透明の塗装で仕上げてある。

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■ 打ち放しの家(都城市)

知人からの直接の依頼である。コンクリート打ち放しは、予算以外、施主の唯一の要望である。ただし、予算は木造の相場である。基本的な間取りの考え方は方円の家と似ているが、形態も構造も全く違っている。玄関を挟んで左右にパブリックゾーンとプライベートゾーンを明確に分けている。それをより強調するように、玄関・玄関ホールの屋根は一枚のガラスで覆った。
駐車スペースは枕木を敷きつめてある。

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■ コートハウスー1(都城市)

漠然とした要望だったが、構造は鉄骨造が良いという。理由を聞いてわかった事だが、予算的なことで木造が最も安く、次が鉄骨造、鉄筋コンクリート造が一番高いという思い込みからであった。それぞれのグレードの問題であって、必ずしもそうでないところが建築のおもしろいところである。鉄筋コンクリートの特性を生かし、コートの視覚的効果を生み出すために一部R型を用いた案に決定。

■数寄屋造りの家(都城市)

敷地の広さが充分あり、将来は樹木で周りを覆い、家は見え隠れする程度にしたいというのが希望で、そのために高さを低く抑え、平面もコの字型の片一方をくの字型に開いて外の自然を取り込む形とした。時が経つにつれて、外の自然と一体となった落ち着いた雰囲気になるだろう。

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■ 和風の家(都城市)

和風の家は、市街地のいわゆる狭小敷地で、敷地面積は30坪そこそこしかない。東西2面道路の角地で、南側は目の前に隣家が迫っている。課題は居室の採光である。ここの場合、2階の中央をフラット屋根にして、トップライトを設けた。フラットな屋根には木製スノコを敷き詰め、物干しスペースにしている。リビングは吹き抜けにして、東側の高窓からに頼っているが、思いのほか明るい空間になった。(建築雑誌ニューハウス掲載作品)

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 東側外観       玄関アプローチ手摺 東南角地の小庭

■ パッシブソーラーの家(都城市)直営方式で造った知人の家である。直営方式とは、いわゆる分離発注(オープンシステム)で、建築主がそれぞれの専門業者と直接契約を結ぶ。通常は一括請負方式で、契約相手は建設会社一社のみである。一括請負も建設会社に全てを任す設計施工と、設計監理と施工を分けて依頼する二つの方法がある。後者の場合は契約相手が設計事務所と施工会社の二社になる。

分離発注とは
専門工事会社、普通は下請さんといっていますが、大工さん、 板金屋さん、建具屋さん、塗装屋さんというような会社です。実際の施工現場においては、本当の主役はこの人 たちなのです。住宅の場合は15社から20社くらい、ビルなどの大きな工事だと30社、40社もの専門工事会社 の参加が必要になります。

分離発注(オープンシステム)の特徴
・ 建主が主役 / 建主の希望が直接反映する / 建主も工事に参加できる
・ 原価を公開し中間経費のない家づくり /  工事費の流れがオープンで価格が透明である
  → 安くなるのは結果であって目的ではない
・ 設計者/建築事務所によるきめ細やかな工事監理
・ 各専門工事会社がそれぞれプロであるという専門意識を持ち工事に携わってくれる
・ 工事中や完成後も補償制度がある
分離発注を依頼するのはこんな施主
一番多い施主の傾向は、元請業者とのマージンをなくすことによって、コストを下げたいという『価格優先タイプ』である。
二番目には、時間的に余裕があり自分で参加し、二人三脚でつくりたいという『自己参加タイプ』が見られます。
三番目には、自分がゼネコンや建設関係会社等にいて海外の分離発注方式を知っている『セミプロタイプ』である。

『価格優先タイプ』は、自分が建築主=元請工事業者的存在ということを忘れがちで、設計者の苦労が多い施主である。
『自己参加タイプ』は、「自分で色々なことを経験してみたい」、「本当は家づくりの仕事がしたかった」という傾向がある。 フットワークがよく、現場にも多く来られるので、この方式に向いているといえる。
『セミプロタイプ』は、工事業者のことも建築業界のこともよく知っているので、話は早く、分離発注方式に向いている。 ただし頭では理解していても、いざ始まってみると、わかっているようでわからない部分もある。

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お気軽にお問い合わせください。 TEL 090-2084-1000 受付時間 9:00~18:00(土・日・祝日除く)

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